大型免許の補助金が出る?給付制度の手続き方法

今、物流、トラック業界が熱い!
日本はオリンピックを2020年に控え更にインフラ整備も進められ、物流業界では益々大型トラック運転者の募集が増えてくると考えられます。
ところで大型免許の費用って25万~30万円位かかるイメージはありませんか?
免許は欲しいけど、高くて手が出ないと思っていたあなた様に朗報です!その大型免許を格安に取得できる「国の助成金制度」をご存知ですか?
ここでは国の助成金制度「教育訓練給付制度厚生労働大臣指定講座」の大型免許の費用や給付制度の利用方法をご案内いたします。

教育訓練給付制度厚生労働大臣指定講座とは

雇用の安定と促進を図る制度で、教習生が厚生労働大臣が指定する教育訓練講座を実施し、修了すると教育訓練経費の20%(最大10万円)が支給される仕組みです。
ざっくり言うと「再就職や能力アップ支援」「大型免許の取得費用を国が一部負担してくれる」と考えて下さい。
教習所は年に2回、厚生労働省に講座を申請し指定を受けます。
※あくまでも「働く車」が対象なので、普通車免許や自動二輪免許は対象外です。

大型免許の補助金

大型免許の単車種だけでなく、大型免許と同時に大型特殊やけん引、フォークリフト、移動式クレーン等も取得できるコースがあります。

給付制度の利用方法

1.住所地のハローワークでご自身が教育訓練給付制度の「支給対象者」か確認

  • 65歳未満の方
  • 仕事をされている方:雇用保険期間が通算3年以上あるかた(制度を始めて利用する方は雇用保険期間1年以上)
  • 仕事をされていない方:離職の翌日より受講開始日までの期間が1年以内で、前職で雇用保険期間が通算3年以上ある方

ハローワークで対象者に該当するか確認しましたら、支給要件照会票に必要事項を記入して「支給要件回答書」を発行してください。
※個人の保険加入期間等は当社では分かりかねますので、ご自身で必ずハローワークに伺ってご確認をお願いします。
※ハローワークは電話での支給要件の照会は行っていません。
※働いた事がない方、雇用保険未加入アルバイトや派遣の方、自営業の方は利用できません。

2.教習所に受講の申し込み

希望のコース、入校日、所持免許等を確認いたします。

3.講習料金の支払い

コース受講前に全額支払いになります。運転免許ローンも利用できます。

4.講習開始から修了

定められた規定、スケジュールに沿って講習が実施されます。
※講習を修了しないと補助金の申請はできません。

5.ハローワークで支給申請手続き

申請には「受講された自動車学校の教育訓練修了証明書、支給申請書、領収書、本人住所確認書類(国民健康保険者証、住民票の写し等)雇用保険被保険者証」等が必要です。

6.補助金の受給(受講された講習料金の20%)

申請後1ヶ月以内に本人指定の銀行口座に補助金が振り込まれます。
※卒業検定合格後、1ヶ月以内に申請しないと補助金が下りません。

合宿でも利用できる?他の運転免許は対象?

自動車学校によって中型免許や大型二種免許、普通二種免許、けん引免許、大型特殊免許、床上操作式クレーン技能講習、小型移動式クレーン技能講習、玉掛け技能講習等もこの給付制度を利用する事ができます。
合宿免許も可能で、この制度をご利用できます。

まとめ

大型免許は「教育訓練給付制度」を利用すれば取得費用を格段に抑えられます。今までちょっと高いとためらっていた方も補助金が出るなら、利用しない手はありません。しかし制度利用の条件がありますので、まずはハローワークで確認して必要書類を手に入れて準備を万全にしてからお申し込み下さい。
教育訓練給付制度は「補助金」が出て、就職、転職に有利な「大型免許」が取得できる一石二鳥な制度だと思います。