運転免許証の暗証番号を忘れた場合

免許(普通免許、二輪免許、大型免許、けん引免許、大特免許、二種免許)を所持している方が別の免許取得する場合は、入校時に運転免許証(IC免許証)を持参していただきます。
また本籍確認のため、IC免許証の暗証番号を入力していただきます。
忘れてしまった場合は基本的に入校できません。

暗証番号の確認方法

忘れてしまった場合は免許センターや警察署へ行く事で暗証番号が確認できますが、確認は平日のみになります。
ただし、確認した時間分、入校手続きが遅くなるので教習スケジュールが変更になる場合があります。

暗証番号は3回間違うとICチップの読みが出来なくなりロックがかかってしまい、解除するためには運転免許試験場、警察署の窓口しか対応できません。また解除は本人のみで代理人は認められません。
したがって暗証番号が曖昧な方は入力しないで、教習所最寄りの警察署で確認した上で入校した方ががいいでしょう。

暗証番号の記録紙は大切にして下さい

IC免許を作成する時に暗証番号の記録紙(4桁の数字が2組)が交付されたと思います。
入校時には4桁の数字2組を入力し、本籍が確認できると入校ができます。
その記録紙はコピーを取る等して大切に保管して下さい。
また次回免許更新時には新しい番号を設定するようになります。できるだけ新しい番号にして、他人から知られないよう対策をしましょう。

忘れた場合は本当に入校できないのか?

基本的にはできません。
当日暗証番号を忘れてまった場合は教習所によって対応が異なります。

  • 警察署で確認し入校できる場合
  • まったく入校できない場合

いずれにせよ、改めて入校する場合は事前に暗証番号の確認をして準備を怠らないようにしましょう。

忘れない暗証番号をつくる方法

暗証番号は基本的に忘れてしまうものだと認識して下さい。
◯◯◯◯の数字、◯◯◯◯の数字合計8つの数字が頭で覚える事は不可能に近いです。
ですので、記録紙の保管が重要になってきますが、これまた小さくて紛失の恐れが大です。
初めて免許証が発行されたときは暗証番号=個人情報という認識があまりないのかもしれません。

その紙を紛失してしまった場合の対処方法として
やはり忘れない、覚え易い数字を設定しておく必要がありますが、
忘れないと言っても他人に推測される数字は御法度です。

絶対設定してはいけない数字

  • 生年月日
  • キャッシュ番号
  • 連続した同じ数字(例4444、3333 2233、1234等
  • 車のナンバー
  • 携帯番号の一部 ※親しい友人には判るかもしれません
  • ネット等のパスワード ※出来るだけ別の数字に変更する必要があります。
  • 逆の数字 例えば生年月日が12月14日なら4121とする場合、これも推測されます。

覚え易いからと言って、他のパスワード等と同じ数字に設定するのはリスクが高いです。
他のパスワードは既にご自身が契約した携帯会社やネットサービス会社に登録されているわけですから、情報が漏れる可能性もありますし、外部に晒していない数字を設定する必要があります。

忘れない数字設定

まずは基本となる絶対忘れない数字を選び、自分なりの計算式を作ります。
基本の数字は身近にあるもので大丈夫です。
この場合、誕生日という推測される数字を利用してもオリジナルの計算式を用いれば見破られません。

例)
自分の誕生日が8月12日
彼女の誕生日が5月13日
計算式を足し算とします。
月同士で足し算をすると13
日同士で足し算をすると25
1325となります。

上記は足し算ですが、計算の基本の四則演算(足す、引く、掛ける、割る)で組み合わせれば、そう簡単には見破られません。また基本の数字は身近なものなので、それだけ覚えていればいいのです。ポイントは忘れてもすぐ思い出せる方法という事です。

ICカード免許証について

平成22年1月に従来の運転免許証に代わり全国に導入されました。
ICカード運転免許とはICチップが内蔵された運転免許証です。
このICチップには個人情報(氏名・生年月日・年齢・免許証交付年月日・免許の種類手・免許証番号)が記録されており、プライバシーの保護の観点からより厳格な規定が課せられました。
少しみただけでは区別がつかないような偽造へ変造免許証や銀行口座や契約における不正取引等の犯罪を防止し、またプライバシー保護の観点において個人情報の不正取得に対応するために設けられました。(ICカード運転免許証には本籍欄が空欄になり、プライバシーが保護されます)
ICチップの場所は顔写真の左にあります。光にかざすと四角い影が見えると思います。
ICカード導入にあたり、表面の本籍の削除がされまた裏面には臓器提供の意思確認の記載ができるようになりました。
従来の運転免許証は本籍が記載され身分証明書として多くの人が利用していたと思いますが、本籍を証明するのにすぐ免許証で確認できないところは少し不便があるかもしれません。そう考えると今後ICカード運転免許証の読み取り装置が銀行や郵便局等に設置されるかもしれません。

従来の免許証は廃止されましたので、新たに交付されるものは全てICカード運転免許証になります。

ICカード免許証発行の流れ

1.発行の申請書を作成し暗証番号申告書にご自身で決めた番号を記載します。
暗証番号は前述の通り4桁2組の番号になります。予めご用意くだささい。
2.暗証番号を読み取り装・バーコード印刷装置に入力すると登録カードが発行されます。
3.適性検査を受けます。
4.申請書を提出し、登録カードをバーコード読み取り装置・免許証作成装置に読み込ませてから免許証の写真を撮ります。
5.講習受講後、免許証を受け取ります。

運転免許証は、運転者区分により色分けされ、各有効期間があります

運転免許の色 運転者区分 年齢 有効期間
ゴールド免許証 優良運転者 70歳未満 5年
70歳 4年
70歳超 3年
ブルー免許証 一般運転者 70歳未満 5年
70歳 4年
70歳超 3年
違反運転者 年齢問わない 3年
初回更新者 年齢問わない 3年

上記内容は法律改正などにより変更される場合がございますので、ご自身で警察署や運転免許試験場に確認をお願いします。※平成29年1月現在